2018年09月14日

193 猫の短歌 治らない短歌

neko

治らないことを解らないバカのため
もう一回だけゴロゴロと鳴く

For a fool
That never understands
I try to purr
One more time.

こんにちは。深夜の時間帯の更新となりますが、今回の短歌は昔死んでしまった実家の猫ちゃんに対して詠んだもので、そのため挽歌(死をテーマにした歌)となります。

当時の私はまだまだ子供で、どんな病気でも、何かしら手段を尽くせば回復すると信じていました。でも現実は厳しく、それは家の猫ちゃんについても、悪性の腫瘍が見つかってからは、あっという間の年月でした。思えば15年も一緒に生まれ育った猫ちゃんでしたから、本当によく頑張ってくれたと思います。でもその猫ちゃんが寿命を迎えようとしていた日、私はまだ頑なにその回復を信じて「頑張れ〜」と背中を撫でていたのを覚えています。

猫ちゃんは、水のボウルに顎を少しつけながら、必死に腫瘍の痛みに耐えていました。私は、とにかく治ってほしくて、だから苦しむ猫ちゃんの背中を手櫛で掻いてあげながら応援しました。家族はそれを悲しそうに、近くで見守るしかなく。

猫ちゃんは、死ぬちょっと前、腫瘍で腫れた喉を鳴らし始めました。「ゴロゴロゴロ…ゴロゴロゴロ…」それを聞いて、私はすぐに家族に「元気でてきたのかな、ゴロゴロ言ってる!」と伝えましたが、家族はそれでついに泣き出してしまい。家族には、猫ちゃんが死んでしまうのが分かっていたでしょうから、やるせなかったはずです。

もう1時間ほどして猫ちゃんは旅立ちました。思えば私があれだけ必死に背中を撫でても、猫ちゃんとしてはむしろ痛みがあったかもしれません。でも、もしかしたら猫ちゃんが死ぬ前に喉を鳴らしたのは、それでも私の気持ちに応えようとした…からかもしれません。

私と一緒に子供から大人へとなり、一足先に死んでしまった猫ちゃんですが、きっと人の言葉や気持ちはいくらか伝わっていて、同じ言語が話せなくても、返そうとする気持ちがあるのではないか、と思いました。

長文失礼いたしました。それでは次回またお会いしましょう。

どうも、ぼんさんでした。
posted by ぼんさん at 00:00| Comment(0) | 日記
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